2014年12月17日

12月17日の記事

12月15日わさびの会のメンバーで富士宮のアソビカルチャーの渡邊さんに会いに行ってきました。

この日は冷え込み市内を出るときは3度だったのが畑についたときはマイナス3度でした。ビックリ~。

わさびの会では4月に1度訪問した農家さんですが、私は今回が初めてでした。

富士山の見える空気の透き通ったところでした。

渡邊さんはまだ20代でとても親切で熱心な方で人柄に甘えて、安心して初歩的な質問からぶっちゃげた質問からいろいろなげかけてみました。



無農薬とちまたでは良くききますが渡邊さんは無農薬でもダメージの少ない元気で綺麗な野菜作りをめざしていつそうです。

そのため虫が寄り付かないように雑草は取り除き、ネットが必要な野菜にはこまめに開けたり閉じたり繰り返し、とても手間がかかりそうでした。なので畑は本当に綺麗に整えられていました。

もちろん渡邊さんは農薬を使用していませんが、農薬と一言でいっても色々あるそうで、、「中には天然素材のものもあり一概に悪いと決めつけれないかも」とおっしゃてました。

また無農薬にすることで、野菜自ら人間に有害な成分を出すかもしれないことが最近の研究でわかってるそうです。

そもそもどの程度の影響をもたらすかは時間が必要なので解らないことが多い。

それと固定種、F1種についても話していただきました。固定種は在来の作物などが代表で出来た野菜から種を取り出し翌年にまたその種を植えるタイプのことで、F1はそれに比べて一度種をまいて収穫したら終わりで、もう1度F1の種をまく形になるそうです。
  それぞれ、作物が育ち具合、種の購入の最小ロットなどメリット、デメリットが有りどちらにするかは渡邊さんも試行錯誤中とのことです。

また野菜は自然環境の影響をもろに受けるので、同じ野菜でも土地により水や肥料のやり方が違うらしいです。そして畑のなかにも目に見えない川のように水の通る場所と通らない場所とあるそうです。

地面の硬さも、耕し具合や、地中の浅いところと深いところの栄養の差など、野菜は色々な影響をうけ育つんですね。


このようなデーターを次に生かしながら質と生産量を上げていかなければならないので、奥が深い。大変だけどやりがいのある仕事ですね。

また販売先も色々増やして行かなければいけない、、、。頭がさがります。

農業は戦前、戦後、平成と、時代の変化とともに変わって行ってるのだとおもいました。若い渡邊さんは今までの良いところ生かしつつ、前に進むすばらしい農家さんでした。

もっと身近につかえるにはどうするか?
わさびの会のメンバーで知恵を出し合って考えてみようとおもいます。
                    シンプルズ  井上 靖彦  

Posted byわさびの会at 17:36 Comments(0)